本研究は、戦後日本における教員養成システムの中核を担い続けている「課程認定制度」の成立過程について、国立公文書館や各大学内に所蔵されている史資料を活用し明らかにすることを目的としている。また、戦後日本の教員養成システムの中核的な人物だった玖村敏雄が残した史資料(「玖村文庫」、山口県立山口図書館所蔵)の調査・収集・整理・分析も重点的に行い、その研究成果は『「玖村文庫」目録(山口県立山口図書館所蔵)』(報告書)として、「解題」「玖村敏雄著作目録」「玖村文庫目録」「植木鉢(玖村の自叙伝)」を収録し刊行した。
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