研究課題/領域番号 |
25381042
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研究機関 | 国士舘大学 |
研究代表者 |
小池 亜子(田中亜子) 国士舘大学, 政経学部, 准教授 (10439276)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 外国人児童生徒 / 教師教育 / 教員研修 / 日本語指導 / 特別の教育課程 / 個別の指導計画 / 参加型評価 / プログラム評価 |
研究実績の概要 |
前年度に引き続き、対象地域における日本語指導担当のリーダー教員で構成される日本語教育研究班会議(月1回)に指導助言者としてかかわり、以下の調査研究・公開研修・学会発表を行った。1、研修参加者の指導計画及び実践上の課題に関する情報収集と分析、2、モデル校、モデル教員に対する聞き取り調査、3、ワークショップ型研修の立案・実施過程の要件整理、4、日本語初期指導及び教科指導に関する公開研修会の実施(8月)、5、学会発表(3件※) ※日本学校教育学会第29回研究大会(8月9日仙台大学)德江・小池「参加型アプローチによる外国人児童生徒教育研修の試行―群馬県伊勢崎市の事例に基づいて―」(口頭発表)、日本教育工学会第30回全国大会(9月21日岐阜大学)大澤他7名「小中学校における外国人児童生徒教育の充実をめざした教員研修」(ポスター発表)、日本教育方法学会第50回記念大会(10月11日広島大学)小池・古川「ことばの力を見取る共通指標『日本語ステップ』の開発―群馬県伊勢崎市教育研究所日本語教育研究班の取り組み―」(口頭発表) 6、日本語初期指導用教材『やってみよう!にほんごかんたん!第3版』の編集 最終年度は、これまでの研修プロセスの分析結果と成果をまとめ、学会発表及び公開研究会を行う。また、他自治体の教育体制に関する調査結果を含め、研究成果を実践に還元すべく、対象地域の人的配置や指導体制について助言を行い、行政関係者及び研究協力者とともに当該地域の外国人児童生徒教育プログラムの再構築を図る。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画した調査及び公表はおおむね予定通り遂行した。
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今後の研究の推進方策 |
修正を加えた研修プログラムを継続実施する。意識調査の結果を分析し、プログラム内容と効果を検証する。プログラム開発・試行・改善・再試行における参画者の意思決定プロセスを整理、分析し、意識調査結果と合わせてプログラム全体の評価を行う。評価結果は短・中期的な形成的評価と位置づけ、今後の長期的な運営に向けた問題点を整理し、開発・実施過程のモデルを構築する。研究結果を総括して公開研究会を開催、学会発表、研究成果報告書等により、成果の発表を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
公開研修会の文字化を予定していたが、学会発表で公表したことと、成果物の一つである共通指標に更なる修正を加えているため、報告書は最終年度にまとめることとした。
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次年度使用額の使用計画 |
本研究を進める過程で、作成した日本語教材の改訂印刷が必要となったため、教材製本印刷費にあてる予定である。
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