研究課題/領域番号 |
25381061
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 国立教育政策研究所 |
研究代表者 |
河合 久 国立教育政策研究所, 教育課程研究センター基礎研究部, 総括研究官 (30214589)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | Dual Enrollment / Concurrent Enrollment / Dual Credit / 高大接続 / 単位 |
研究概要 |
1.静岡県立大学の電子ジャーナルのデータベースを使い、米国のコミュニティカレッジが提供するDual Enrollmentプログラム、及びDual Creditプログラムに関する最新の資料を収集した。 2.国立教育政策研究所の平成25年度プロジェクト研究報告書「高等学校政策全般の検証に基づく高等学校に関する総合的研究」に、国際バカロレアの創設の趣旨・特色、我が国における国際バカロレアの設置の動向・推移、これまでの取組・実態、成果と課題、そして、今後の展望について、執筆した(第4章第8節)。 3.ミシガン州のランシングのランシング・コミュニティカレッジの敷地内にあるアーリー・カレッジ(ハイスクール)を訪問して、Dual Enrollmentの実態を聴取した。また、同州のイースト・ランシングのイースト・ランシング・ハイスクールを訪問して、同校のAPコースおよびオンラインによるコース学習についての情報を得た。ミシガン州はオンラインによるコース学習を高校の卒業要件としている州の一つである。 4.カルフォルニア州のサンフランシスコを訪問して、ガリレオ・サイエンス・アカデミィにおけるDual Enrollmentプログラムについて調査した。また、ユニバーシティ・オブ・サンフランシスコ(私立大学)では主にUpward Boundについての情報を収集した。 5.Concurrent Enrollment/Dual Enrollmentプログラムの質保証を目指すNACEPのウェブサイトにアクセスして最新の動向を探った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1.Dual Enrollmentの導入が進み、多くの学校でDual Enrollmentに関するHandbookを作成するなど情報が増えたため、研究が進んだ。 2.我が国における国際バカロレアの動向について報告書にまとめることができた。 3.コミュニティカレッジの敷地内にあるアーリー・カレッジ(ハイスクール)を訪問して、Dual Enrollmentの実態を聴取することができた。
|
今後の研究の推進方策 |
1.電子ジャーナルのデータベースを利用して、米国のコミュニティカレッジが提供するDual Enrollmentプログラム及びDual Creditプログラムに関する最新の資料を収集する。 2.Dual Enrollmentの実態をより正確に把握するために、いくつかの実施校を訪問して、情報や資料を入手する。 3.Concurrent Enrollmentをサポートする機関(NACEP)が主催する研究会に出席して、最新の情報を入手する。
|
次年度の研究費の使用計画 |
都合により予定していたNACEPの会議に参加できなかったことで、参加費等の未使用が発生したため。 海外出張及びNACEPの会議への参加を予定している。
|