本研究は、学校評価の形骸化を防ぎ、同時に学校のマネジメント・モデルを理論的に択一的に選択できるモデルとして開発することを目的としている。成果として、学校経営組織における評価フィードバック機能に関して、3つのサイクル(経営・意思決定サイクル、情報処理サイクル、内外アカウンタビリティ調達サイクル)を組み合わせたオルタナティブ・サイクル・モデルとして開発し、検討することができた。これによって、今後の質的・量的調査研究に資する調査モデルを検討するだけでなく、実践に示唆となる視点を提供することができ、また、財務や予算調達のサイクルを合わせたモデル構築が今後の課題として明らかとなった。
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