現在のイギリスではアカデミーやフリースクールという新しいタイプの学校への転換が促されており、優れた評価を受けている学校が要改善状態の続く学校に立て直しのための人員を派遣する事例が多い。Ofstedによる評価においてOutstandingが目指され、これがイングランドにおける学校改善の方向性として確認できる。その支援のために例えば校長会が運営母体であるバーミンガム教育パートナーシップ(BEP)や全国学校理事会組織(NGA)等が学校個別の学校改善ではなく学校群の改善を指向するという特色と今日的傾向を指摘することができる。教育省や関係NPO等からも学校改善への支援が継続中であり注目に値する。
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