国際的高大接続は、大学の国際化、受入の国際基準化の進行にあわせて、語学学校を経由せず大学や高校の予備教育を通じてあるいは直接に大学に入学するケースが増えつつある。国際的高大接続には、後期中等教育、大学予備教育、中間の中等後教育課程機関で教育課程が設置されている一方、それぞれの教育資格の認証が各教育体系の中で進められている。中国、マレーシアの送り出し側、日本、オーストラリアの受け入れ側の両方において、国内資格と海外資格の統一化、多様な資格枠組みの整備、予備教育課程の制度化、受入の国際化によって大学前基礎教育課程が整備され、そこで学力認定、教育内容の収斂化が進んでいる。
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