算数科授業において、主体的・対話的な学びで深い学びを実現するために、従来の自力解決中心の問題解決授業とは異なる協同的な学びを軸とする授業展開モデルを考案し、全国の研究協力小学校で5年間にわたり授業研究を行った。この授業展開モデルは問題の難易度に応じて、2種類のグループ学習を取り入れることに特徴がある。個人解決後にグループ内で解法の比較検討を行い、よりよい解法をグループの解法としてまとめるタイプと最初からグループ内で解法の見通しを話し合い、方針を決定後にグループメンバーが協力して解法を作っていくタイプでである。これらを用いた結果、子どもの算数学力が向上しただけでなく、学び合いの授業が実現できた。
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