研究課題/領域番号 |
25381190
|
研究機関 | 京都教育大学 |
研究代表者 |
井上 えり子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90314567)
|
研究分担者 |
朴木 佳緒留 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 名誉教授 (60106010)
榊原 典子 京都教育大学, 教育学部, 教授 (90141473)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
|
キーワード | 高等学校男女共修家庭科実践 / 家庭科教員の専門的力量形成 |
研究実績の概要 |
本研究では、家庭科教員の専門的力量形成モデルを示すため、次の2点を目的としている。①1970年代から1980年代の京都府立高等学校家庭科研究会による男女共修家庭科実践に関する関係資料を収集整理し、本学附属図書館に「高校家庭科男女共修実践関連文庫」を設置する。②京都府立高校の家庭科男女共修実践の全容を解明し、その結果を著作として公表する。 このため、平成27年度は以下の研究を行った。 (1)全国の共修家庭科の資料のうち、共修家庭科の実践が盛んであった長野県と北海道の資料を収集した。長野県については長野県高等学校教職員組合教育文化会議の家庭科研究会に関する資料を収集、整理し27分冊に製本した。加えて、2015年8月と9月に関係者に聞き取り調査を行い、1970年代の動向について論文にまとめた。 (2)北海道については、北海道家庭科教育研究者連盟、くしろ家庭科教育研究者連盟に関する資料を収集、整理し、18分冊に製本した。加えて2015年11月に関係者に聞き取り調査を行った。 (3)昨年資料を収集した、家庭科教育研究者連盟京都サークルの資料を検討し分析した。これについては2016年度の家庭科教育学会第59回大会で発表予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
収集した資料の量が予定より多く、整理とPDF化、製本に時間を要した。このため、分析し執筆する時間が十分に取れなかったため。
|
今後の研究の推進方策 |
これまで、発表した論文、報告などをもとに、研究のまとめを行う予定である。論文を発表するとともに、著作の出版にむけて準備をすすめている。
|
次年度使用額が生じた理由 |
資料の分析に時間を要したため、1年間研究期間を延長したため。
|
次年度使用額の使用計画 |
最終報告のための書類作成と学会発表の旅費として使用予定。
|