中学校学習指導要領には、「木材,金属及びプラスチックなどの生活で利用されている材料を取り上げ、かたさ・強度・比重などの測定や、熱・電気・光・音・水などに対する実験や観察からその特徴に気付かせるなど、科学的根拠に基づいた指導となるよう配慮する。」と述べられている。 中学校教師が自ら製作可能な金属材料用の簡易抗折試験機を開発し、小型・軽量化を試み、この試験機を用いて金属材料の種類,断面寸法、断面形状の違いによる曲げ強度の違いに関する授業実践を行った。その結果,理解が高まると共に、技術や金属材料に関する興味・関心が大きくなった。さらに、福岡県下の中学校に簡易抗折試験機を教材として貸し出した。
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