本研究は、家庭科教員の連携能力に対する課題を明らかにし、連携能力や専門的力量を高めるカリキュラム開発を行うことを目的とした。 家庭科教員の新任者は家庭科のロールモデルを得ることできず、経験25年以上ベテランは学び続ける意思を維持できない課題があることがわかった。一方中堅者は、家庭科授業実践に対し、人的資源との連携やあらゆる機会を利用するといった積極性が見られた。この課題を解決する一方策としてメンタリングの可能性が考えられた。 そこで、連携能力や専門的力量を高めるために、中堅教師やベテラン教師と、教員養成大学で家庭科教育を目ざす学生からなる家庭科授業研究会を開催し、カリキュラム開発を行った。
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