教師の実践的指導力の育成を意図して,家庭科教員養成課程においてALACTモデルに基づいた授業モデルの開発を試みた。2015年に,家庭科教員養成課程の3年生を対象に, 15コマの授業実践を行った。授業はティーム・ティーチングで行い,5名の教員(大学教科専門教員2名,大学教科教育教員1名,附属学校教員2名)が担当した。質問紙調査の結果から,受講者は教科専門と教科教育に関する知識を深めたことが明らかになった。また,受講者の実践的指導力に対する意欲を喚起し,実践的指導力の向上に役立ったことが示唆された。
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