近年,生産技術や情報技術が発達し,設計段階において様々な現象を製作前にシミュレーションすることが可能となってきた。これに伴い,試作数を低減し,問題解決の質を高めることができるようになった。これらの技術の発達が,人間が行う作業の軽減,能率や生産性の向上,自動化の実現とともに,生活や産業などに変化をもたらす1つの要因である。 そこで,中学校技術・家庭科の技術分野の学習内容を鑑み,コンピュータシミュレーションを利用したものづくりの授業を行うことで,情報技術がものづくりの問題解決の質を高め,現代の生活の向上や産業を発展させたことを体験的に学習出来ると考え,教材を開発し,授業実践を通じて評価した。
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