研究課題
第一に、公立学校を対象とした「総合的な学習の時間」で育む資質・能力について、学習状況を評価するための評価規準の設定の方法について明らかにした。特に、先進校での特質と公立学校の実態とを検討し、公立学校でも可能であるように教師の負担感が少なく、かつ 児童生徒の学習成果に効果的な設定方法を開発した。第二に、「総合的な学習の時間」における教員の評価に関する研修の方法として開発したグループ・モデレーションによる評価研修のシステムを公立学校を対象として実施し、その効果を検証するとともに、グループ・モデレーシ ョン法のさらなる改善を行った点である。とりわけ「総合的な学習の時間」において育む資質・能力の学習状況の評価に活用する評価規準の機能が、児童生徒の能力形成と教師の指導改善にどのように働いているのかというメカニズムについて分析し、公立学校において可能で簡便な評価研修システムの開発に至った。以上、本研究は、今次改訂において探究を担うことが明確化された「総合的な学 習の時間」において、児童生徒の資質や・能力の学習評価を教員が容易にで きる評価規準の設定方法と、それを活かした教員の評価研修システムを開発・改善するに至った。本研究は、新学習指導要領が移行措置期間にある現在、「総合的な学習の時間」において児童生徒の能力形成を図るとともに、 それらを支援する教員の力量を高めるための一助となるものと確信する。
すべて 2017 2016
すべて 雑誌論文 (11件) (うち査読あり 1件)
教室ツーウエイ
巻: 3 ページ: 54-55
中教審答申解説2017
巻: 1 ページ: 34-37
巻: 1 ページ: 212-214
教育課題解説ハンドブック
巻: 1 ページ: 4-5
教育展望
巻: 9月号 ページ: 11-16
教育経営方略
巻: 26号 ページ: 6-7
教育学論究
巻: 7号 ページ: 53-61
新教育課程ライブラリ,子どもの姿が見える評価の手法
巻: Vol.3 ページ: 22-15
これからの学校教育を担う教師を目指す
巻: 1 ページ: 20-28
新教育課程ライブラリ
巻: Vol.12 ページ: 64-65
学校の評価・自己点検マニュアル
巻: 1 ページ: 3391-3397