研究実績の概要 |
本年度は、昨年度、私が編著者になって作成した教職課程履修学生向けのテキスト『教育方法論』で展開した中等教育段階におけるPBLの教育的意義の確認と、PBLの先進国である米国の初等中等教育のPBLの実態調査を実施した。 具体的には、日本PBL研究所主催の米国教育視察に同行しLake Elo Elementary,Avalon High school, Southside Family Charter School, Minnesota New Country school, Edvisions, Minnesota New Country School Elementary, Katherine Smith Elementary, New Tech Network, Bulldog Tech, Gateway High School, San Francisco community school ,Irvington High School,などのミネソタとサンフランシスコを中心に、エドビジョン型PBLとICTを利活用したPBLの実際を視察し、担当者および生徒にインタビューを実施して、その教育実態を調査した。その成果は、2015、1月に開催された日本PBL研究所主催の「PBL米国視察2014報告会」で広く教育関係者に成果報告を行うと共に、「PBL米国視察2014 報告書」の形で公刊した。 また成果の一部は、日本教育方法学会 第50回大会において「PBLの学び論1-PBLの学びの意義の複眼的考察―」として学会発表を行った。また、日本全国のPBLの先進的な取り組みを行っている小学校、中学校、高等学校の生徒を集めた成果発表会である日本PBL研究所主催の「PBLフェスタ2015」を私の勤務大学で開催し、PBLのより洗練された取り組みに関する有意義な情報交換会を実施した。
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