研究課題/領域番号 |
25381273
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 創価大学 |
研究代表者 |
宮崎 猛 創価大学, その他の研究科, 教授 (50440227)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2017-03-31
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キーワード | 起業家教育 / サービス・ラーニング / 高校と大学の連携 |
研究概要 |
1起業家教育に関する基礎研究 本研究を開始するために、まず各種データベースの検索によって、高等学校においてキャリア教育を先進的に導入している学校のうち、起業家教育を取り入れている学校を抽出し、どのようなカリキュラムや方法によって行われているかについての検討を行った。 2国内調査 基礎研究を踏まえ、フィールドワークによって起業家教育がどのように行われているのかについてインタビューを中心にした国内の調査を実施した。まずは高等学校のキャリア教育の支援を行っている関西地方2大学へ聞き取り調査を行ない、高校への支援形態や理念、成果、課題等についての情報を収集した。 3国外調査 サービス・ラーニングの国際学会(The 4th Asia-Pacific Regional Conference on Service-Learning)において学会発表ならびに起業家教育とサービス・ラーニングに関わる理論や実践について情報収集を行った。 4資料の分析と今後の方向性の検討 上記の資料収集と調査内容を分析した。特に①研究者②運営主体③高校生④大学生の各アクターがそれぞれの取り組みについてどのように捉えているのかについて焦点化しながら分析を行った。 5プログラムの作成と試行的な実施 高校生・大学生協働による起業家育成プログラムSAGE(Students for the Advancement of Global Entrepreneurship)を参照し、実施のためのプラットフォームを構築し、試行的な実践を行った(2014年3月22日)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
基礎研究による情報収集ならびにその分析をもとに、高校生・大学生協働による起業家育成プログラムが作成、ならびに実施のためのプラットフォームの構築、試行的な実践を行うことができた。
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今後の研究の推進方策 |
本年度、試行的な実施まで至ったことは本研究の1年目としては特筆すべき成果である。しかしながらあくまでも試行的な実践であり、今後も様々な同類のプラグラムについて情報収集、分析を行うとともに、本年度の試行的な実践を検証し、プログラムの再構築を行う必要がある。量的・質的な研究手法なども取り入れながら、検証を行い、試行を繰り返すことになる。
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