研究課題/領域番号 |
25381290
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
青山 眞二 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (40322862)
|
研究分担者 |
細谷 一博 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00510190)
北村 博幸 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (30438072)
五十嵐 靖夫 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (40455697)
小野寺 基史 北海道教育大学, 教育学研究科(研究院), 准教授 (90585754)
|
研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
|
キーワード | 教員研修 / 臨床研修 / チェックリスト / 子ども理解 / 指導 |
研究概要 |
平成25年度は、本研究の一年次として、以下の目標を設定し、研究を進めた。その成果については以下のとおりである。 ①プレ研修案の作成~5日間研修として、特別支援教育の基本事項の理解、チェックリストを活用した指導対象児童の学習・行動・コミュニケーション評価、指導案の作成と実施、ディスカッションを通した子供理解と授業の評価を中心にプログラムを作成。研修生全員が2コマの授業を行うことが前提のプログラムであったため、かなりハードな内容となった。 ②子ども理解のためのチェックリスト作成~学習に関するチェック、コミュニケーションに関するチェック、特異な行動に対するチェックの3領域について、附属の先生方と協力しながらチェックリストを作成。チェックリストの項目において、モデル授業に関するものだけをチェックするのか、一般的能力に関する項目をチェックするのかという点で共通理解を図ることがなかなか難しかった。 ③プレテストの実施~外部の研修生12名に対し、本プログラムを実施した。その結果、大変有意義であったという感想がほとんどであった。ただ、5日間の研修は、現職教員にとってハードルが高すぎるという意見も聞かれた。 前述の①②③から、平成25年度の目標はほぼ達成されたと判断できる。しかし、平成26年度の臨床研修の本実施に向け、いくつかの課題も明らかとなったため、そうした課題をクリアするため、研修プログラムやチェックリスト等において工夫が必要であると考える。従って、本研究の目的の1つである、現職教員のための臨床型研修の構築に関しては、その基礎が作られたと考えている。この結果をもとに本実施に向けた、現実的で、研修成果の高い研修プログラムの構築を目指して研究を進める必要がある。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究実績の概要に示したように、チェックリストが作成され、プレ研修が実施できたことから、研究初年度の目標はほぼ達成されたと考える。
|
今後の研究の推進方策 |
2年次の研究は、初年度のプレ研修をベースに、研修プログラム及びチェックリストの改訂版を作成し、臨床研修の本実施を通して、研究を進めるものである。
|