従来、小児期の発達性協調運動障害(DCD)は青年期・成人でも50-70%と高い頻度で残存し、学業や就業選択、生産性に影響、うつなど精神障害、生活習慣病につながる。発達障害当事者へのアンケート調査を行い、データベース構築に寄与すべく課題を抽出した。国際共同研究によりAdult Developmental Co-ordination Disorders/Dyspraxia Checklist日本語版の開発を行った。成人360名による予備的検討の結果、内的信頼性は0.924と非常に高く有用性が示された。その他、DCDの評価や支援方法の開発、他の神経発達障害との関連について詳細な臨床研究を行った。
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