本研究では、マルチメディアDAISY教科書を含むデジタル教材の活用に関する調査を通して、読み書き障害のある児童生徒に対する学習支援プログラムを作成した。本プログラムでは、副教材の活用も踏まえPLEXTALK Producerを用いて教師、図書館司書等からなる「DAISY教材製作チーム」を結成した。また、小中学校・特別支援学校での試行を通して有効性の検証を行った。有効性の検証方法として、①特異的発達障害診断・治療のための実践ガイドライン、②視線の軌跡の測定、③適応型言語能力検査等を事前・事後で実施した。これらを通して、学校・教育委員会と連携し学習支援システムの構築に関する具体的内容を示した。
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