研究課題/領域番号 |
25381335
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 津山工業高等専門学校 |
研究代表者 |
江原 由美子 津山工業高等専門学校, その他部局等, 講師 (70560449)
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研究分担者 |
角谷 英則 津山工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (90342550)
山本 浩二 津山工業高等専門学校, 一般科目, 准教授 (50560447)
松田 修 津山工業高等専門学校, 一般科目, 教授 (60342549)
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研究期間 (年度) |
2013-04-01 – 2016-03-31
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キーワード | 特別支援教育 / キャリア教育 / 発達障害 / 高等専門学校 |
研究概要 |
本研究は、高等専門学校(以下、高専)において特別支援のニーズをもつ学生について、その特性を実証的に把握することによって、工業高専教育の教育体系に整合的な特別支援教育を構想すること、および発達障害学生が将来的に中堅技術者として社会内に位置を獲得するための特別支援キャリア教育プランの立案を目的としている。 平成25年度は、研究グループの打ち合わせ会を毎月実施し、研究経過報告・実践事例報告を日本高専学会で3件、高専教育フォーラムで2件、女性研究者研究交流会(国立高等専門学校機構や技術科学大学に在籍する女性の教員・技術職員を対象とした会)で1件行った。以上のことから、本研究が主たるフィールドとする高専の教育関係者に対し、本研究の趣旨を周知することができた。 また、「特別支援教育に関する研究集会」を平成26年3月18日に津山高専で開催した。同研究集会には、高専で特別支援教育に携わる教職員に広く声をかけ、中国地区の高専から学生相談室長や学生主事などの参加があった。電動車椅子サッカーワークショップ、特別支援教育に関する情報交換を行い、本研究を紹介すると共に、今後の研究への協力を取り付けた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初6月に予定していた「第3回特別支援キャリア教育研究会」の開催を見送り、平成26年3月に「特別支援教育に関する研究集会」を開催したため。
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今後の研究の推進方策 |
平成25年度の研究を通して、高等専門学校(以下、高専)の特別支援教育で最も立ち後れており、可及的に整備しなければならないのは、学生寮における支援ではないかという結論に達した。高専の学生寮は、学生にとって主たる生活の場であり、そこでの支援やライフスキルの育成などについて考えることは、発達障害学生に対するキャリア形成プログラムを作成する上で欠かせないものと言える。 そこで現在、他高専の学生寮において、発達障害の学生にどのような対応や支援がなされているか調査すべく、準備を行っている。また、その調査結果をもとに、研究集会の開催や学会発表を行い、キャリア形成プログラムを開発する予定である。
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次年度の研究費の使用計画 |
研究集会を所属校で行い、会場費がかからなかったため。 他の高等専門学校の学生寮における特別支援について調査するために、通信費や旅費として使用する予定である。
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