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自己組織化の推進力としてこれまであまり認識されてこなかった“不可逆的な光反応”を用いた新奇なミセル形成法を見出した。自己組織化能を持たないブロック共重合体に対して、その構造の１部を光分解、光転位、もしくは光塩形成させることによって自己組織化を誘発し、ナノサイズの球状ミセルを形成させることに成功した。また、光重合を自己組織化の推進力に用いて、両親媒性ブロック共重合体の生成と同時に自己組織化を起こさせることにより、マイクロサイズのジャイアントベシクルを合成し、新しい生体膜モデルになり得ることを実証した。
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