バイオセンサーとしての導波モードセンサーのパフォーマンス実証を目的に研究を展開した。表面がガラスであるセンシングチップにセンシング界面を構築するためのトリエトキシシラン誘導体表面修飾材料を開発し、抗レプチン抗体を固定化してセンシング界面を構築した。レプチンの検出限界値を検討したところ、PBS中では数十ng/mL、ヒトコントロール血清中では100ng/mL、二次抗体を用いた増感では数ng/mLのレプチンを検出できることを見いだし、タンパク質の非特異吸着を効果的に抑制できたことから、導波モードセンサーが実用的なバイオセンサーとして有望であることを実証できた。
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