研究課題
基盤研究(C)
本研究ではスピン偏極水素原子ビームを利用してAg(111)上の物理吸着酸素分子層の表面磁気秩序を明らかにすることを目的とした.水素分子ビームの高強度化,磁石や質量分析器の位置制御機構の作成,多光子共鳴イオン化法による水素分子ビームの速度測定,水素分子ビームの散乱角度分解測定などを行った.水素原子ビームの強度が低く,目的としていた表面磁気秩序の解明までには至らなかったが,個々の部分については本研究により完成したので今後水素原子ビームの高強度化ができれば上記の目的を達成できると考える.
表面界面物性