コンピュータの小型・低電力化に有効な配線光化の課題に「光デバイスの簡便な接続」がある.本研究では,自己組織化光波網 (SOLNET) の蛍光ターゲティング効果を用いたセルフアライン光結合を提案,シミュレーション・実験により原理実証を試みた. その結果,two-photon photochemistryを用いたSOLNETが位置ずれトレランスを拡大することがわかった.幅600 nm導波路間では位置ずれ1 μmでロス0.4~0.6 dBの光はんだ機能を,幅3 μm-600 nm導波路間では位置ずれ0 μmでロス0.1~0.3 dB,1 μmで1.2~1.4 dBのモード径変換光はんだ機能を示す.
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