散在型有限単純群J4の標数3の有限体上の1333次既約表現構成が、2つの極大部分群H0とH1を利用した計算機によるアマガメーションで可能であることを示した。極大部分群H0は、標数2の素体上の10次元ベクトル空間Wに作用する10次直交群から、Wの極大全特異部分空間U5を固定する部分群として構成する。極大部分群H1は、5次元部分空間U5の4次元部分群U4を固定する部分群として構成する。H0とH1の標数3の有限体上の1333次表現を構成し、H0とH1の共通部分群を糊代とする貼り合わせ(アマガメーション)により、J4の1333次既約表現が構成される。
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