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2016 年度 実績報告書

超離散化と圏論的手法による代数多様体と特異点の研究および工学への応用

研究課題

研究課題/領域番号 25400045
研究機関首都大学東京

研究代表者

小林 正典  首都大学東京, 理工学研究科, 准教授 (60234845)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2017-03-31
キーワードトロピカル幾何 / 代数学 / 幾何学 / 制御工学
研究実績の概要

トロピカル曲線に対するリーマン・ロッホの定理が近年確立されたので,コンパクトリーマン面と類似の諸性質を追求し,特に種数の小さな曲線に対する知見を得た.この結果は指導した大学院生との共同論文として執筆中である.また,最短完了時間のトロピカル多項式関数としての性質から元のネットワークの位相的な構造を知るという工程計画問題への応用の論文も執筆中である.
また実平面曲線・曲面の特異点の爆発同値に関する基本的結果を論文にまとめた(On blow-analytic equivalence of plane curves, Saitama J. Math. Vol. 31 (2017), 1--11).この論文はこの研究費を用いた研究打合せが関わっているが本年度の研究費を用いた成果ではないため論文一覧には載せていない.
研究集会「代数幾何学サマースクール2016」を,「Fano多様体の有理性問題と双有理幾何学」をテーマとして,7月30日から8月3日まで共催した.10月17日から21日まで開催した城崎代数幾何学シンポジウムの世話人を共同で務めた.3月には広島大学と秋田工業高等専門学校において,トロピカル曲線の研究の最近の進展についての報告を招待講演として行った.秋田では指導する博士後期課程大学院生の伊藤氏が情報収集補助を行った.3月16日・17日に島根大学で行われた離散事象システム研究会(システム数理と応用研究会と共催)に出席し,情報収集と研究打合せを行った.研究連絡には購入した新しいiPadが非常に有効であった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2017 2016

すべて 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件) 学会・シンポジウム開催 (2件)

  • [学会発表] Recent development in tropical curve theory2017

    • 著者名/発表者名
      小林正典
    • 学会等名
      第5回きりたんぽ数学セミナー
    • 発表場所
      秋田工業高等専門学校
    • 年月日
      2017-03-11 – 2017-03-11
    • 招待講演
  • [学会発表] Recent development of tropical curve theory2017

    • 著者名/発表者名
      小林正典
    • 学会等名
      代数学セミナー
    • 発表場所
      広島大学
    • 年月日
      2017-03-06 – 2017-03-06
    • 招待講演
  • [学会・シンポジウム開催] 城崎代数幾何学シンポジウム2016

    • 発表場所
      城崎国際アートセンター
    • 年月日
      2016-10-17 – 2016-10-21
  • [学会・シンポジウム開催] 代数幾何学サマースクール20162016

    • 発表場所
      東京大学玉原国際セミナーハウス
    • 年月日
      2016-07-30 – 2016-08-03

URL: 

公開日: 2018-01-16  

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