研究概要 |
交換子群の要素数が素数pの倍数になる有限群をCp群と呼ぶこととする.Cp群は非可換有限群であり,逆に全ての非可換有限群はいずれかの素数pに対してCp群となる.平成25年度の研究において,コンパクト・リーマン面上のCp群作用に関する同変行列式を調べることによって,次の結果を得た. (結果)下記のリストにある(p,r)に対して,p次巡回群は種数rのコンパクト・リーマン面にに(効果的に)作用できるが,Cp群は種数rのコンパクト・リーマン面に作用できない. (p,r)= (5,2),(5,7),(11,5+11k)(k=0~4),(17,8+17k)(k=0~7),(23,11+23k)(k=0~10),(29,14+29k)(k=0~13),(41,20+41k)(k=0~19),(47,23+47k)(k=0~22),(53,26+53k)(k=0~25),(59,29+59k)(k=0~28),(71,35+71k)(k=0~34),(83,41+83k)(k=0~40),(89,44+89k)(k=0~43)
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