点付きリーマン面のモジュライ空間上のWeil-Petersson計量とTakhtajan-Zograf計量の境界近傍における漸近展開公式を求めることを主眼として研究を進めてきた。Takhtajan-Zograf計量の以前得た漸近展開の上からの評価を、最良と思われる評価に改良した。2015年頃、Mazzeo氏、Swoboda氏、Melrose氏、Zhu氏が、b-解析の手法を用いて、研究代表者の以前の結果の別証明と部分的改良を発表した。彼らとも討論を行い、代表者は彼らの手法を取り入れながら、さらなる改良を目指して研究を進めている。
|