研究課題
基盤研究(C)
確率的要因を含む様々な集団遺伝学モデルに対して、以下の研究を行った。ランダムな環境変動(確率的自然淘汰)を第2の確率的要因とする2つの確率モデル(ライト=フィッシャー・モデルとモラン・モデル)の解析とこれらのモデル間の関係を明らかにした。また、互助的相互作用を伴う多次元確率モデルを間接的な互助的相互作用の効果や遺伝子重複を含む場合に拡張し、境界点への初期到達時間に関する諸性質を明らかにした。さらに、モラン・モデルの強自然淘汰・弱突然変異極限の諸性質を解明した。
集団遺伝学の確率論的研究