平成27年度には、高次元変動係数モデルの前進型スクリーニング法に関する共著論文“Forward variable selection for sparse ultra-high dimensional varying coefficient models”が改訂後に、Journal of the American Statistical Association誌にアクセプトされた。この論文は、計画行列の固有値条件に関する条件を考慮した変数選択についての重要な結果を与えている。また変数選択および構造の特定化により選択された、半変動係数モデルの線形部分の回帰係数の有効推定に関する共著論文“Efficient estimation in semivarying coefficient models for longitudinal/clustered data”も改訂後に、Annals of Statistics誌にアクセプトされた。このように、高次元データ変動係数モデルにおける変数選択、変数選択と構造の特定化後の、半変動係数モデルの有効推定についての重要な結果を得て、それらはトップレベルの国際誌に掲載予定となった。またこれらの結果を国際学会等で発表した。
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