研究課題
基盤研究(C)
本研究では、中性子過剰核の核半径と変形に関する研究を行った。また、束縛限界に近い核で形成される中性子ハローにも注目した。理論手法として主に反対称化分子動力学を用いた研究を行い、次の様な成果を得た。(1)中性子過剰核で起こる原子核の大きな変形と反応断面積の間に強い相関があることを示した。(2)37Mgなどいくつかの原子核において中性子ハロー形成の可能性を指摘した。(3)中性子過剰核でのクラスター構造の発達と荷電変化断面積の間に相関がありうることを指摘した。
原子核理論