超弦理論は重力を含んだ素粒子の統一模型の最も有望な候補として活発に研究されている。しかし、超弦理論を用いて素粒子の模型を構築するためには、この理論の「非摂動効果」と呼ばれる効果を理解する必要がある。超弦理論の非摂動効果を研究するために最も有効な方法と考えられているのが、弦の場の理論である。この弦の場の理論のアプローチを用いて、超弦理論を研究することが本研究の目的である。本研究の主な成果を挙げると以下のようになる: 1.光円錐ゲージを用いたコンタクト項問題の解決と超弦の場の理論の構築 2.弦の場の理論の古典解の構築
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