研究成果の概要 |
格子上の2色QCD+QEDの閉じ込め相のパラメータ領域(SU(2)ゲージ結合定数:β=0~2.1, U(1)ゲージ結合定数: e=0.00 02~28, AB磁束: φ=0.01~6)についてシミュレーション(各パラメータ設定について1~4万配位を生成)の実行とディラック演算子の対角化を行った。このデータから導出された個別準位統計分布がchGSE-chGUE遷移ランダム行列から得た解析式によってフィットできることを見出した。この手法により極めて広いパラメータ領域において、有効理論に含まれる2つの低エネルギー定数(カイラル凝縮Σおよび崩壊定数F)を其々10^-4, 10^-3の高精度で決定した。
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