研究成果の概要 |
拡張型α凝縮模型波動関数を用いて、Λハイパー核を含む様々な原子核(12C,16O,9ΛBe,13ΛC)におけるクラスター構造、特にガス的クラスター構造の出現について調べた。 12C核においては、有名な第二0+状態(ホイル状態)の数MeV上に存在が指摘されている二つの不思議な0+状態、ホイルバンドと呼ばれる2+、4+状態についてその物理的本質を明らかにした。特に三番目0+状態はホイル状態がモノポール励起した類似状態であり、四番目0+状態は三つのα粒子が直線状に並んだ特異な構造を持つ。またΛハイパー核においても、クラスター相関が非常に重要であることを示した。
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