研究課題
ニュートリノレス二重ベータ崩壊探索実験カムランド禅で、位置モニターをともなう、精密エネルギー較正を行った。セシウム137, ゲルマニウム68、コバルト60からなる線源モジュールを、昨年までに準備した懸架システムを用いて、キセノン入り液体シンチレータ保持用ミニバルーン内に沈めて、データを取得した。線源位置は、懸架用ベクトラン(強化繊維紐)の長さ測定に加え、モニターカメラの画像から決定し、位置の不定性に起因するエネルギー誤差を低減させた。現在、このエネルギー較正の結果を含んだ二重ベータ崩壊探索データの解析を進めている。エネルギー精度の向上によって、ニュートリノレス二重ベータ崩壊探索の感度向上が期待されている。
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