炭素原子1層からなるグラフェン同様に、様々な層状材料を原子数層のレベルまで薄くすることが可能になっています。本研究では、そのような『原子層材料』の光学特性を調べ、その起源について検討を行い次に示す成果を得ました。 1.分子材料を原子層材料に接合させることで発光特性を制御できることを見い出し、そのメカニズムを明らかにしました。2.原子層材料とシリコン、グラフェンからなる太陽電池で効率11%を達成しました。3.原子層材料中では励起子(光励起で作られる電子とホール)同士の相互作用が非常に大きいことを見い出しました。4.原子層材料のヘテロ構造で、原子層間の相互作用に由来する発光を観測しました。
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