研究課題
URu2Si2は17.5Kで鋭い比熱のピークを生じ相転移を示す。しかし、その秩序変数が何夜かは20年もの多くの理論・実験による多大な研究にも関わらず明らかとなっていない。一つの可能性として、理論物理学者によって提唱された多重極秩序モデルが挙げられる。本研究では、この多重極秩序モデルを中性子回折測定によって決定することを目的としている。日本原子力研究開発機構の3号炉原子炉(JRR-3M)が平成26年度は稼働しなかったため、中性子回折測定を行うことが出来なかったが、海外の中性子回折施設などを含め、平成27年度中に測定を実施し、目的を完遂する予定である。
3: やや遅れている
東海村の日本原子力研究開発機構にある3号炉原子炉(JRR-3M)が平成26年度に稼働せず、中性子回折測定を実施することが出来なかった為。
今後、JRR-3Mで実験が出来るか否かは不透明であるため、代替案として海外の中性子回折施設で実験を行うことを計画中である。ビームタイムが受理され次第、中性子回折測定を行う予定である。
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