研究課題
基盤研究(C)
最初に、格子ガラスモデルにおいて効率的な状態更新を可能とするモンテカルロ法を開発した。次に、位相空間分割転移を直接的に検出できるシミュレーション手法を開発した。また、この手法をランダムグラフ上のBiroli-Mezard(BM)格子ガラスモデルに適用し、cavity法の結果と比較することで、手法の有用性を示した。さらに、BM格子ガラスモデルに磁場と磁化を導入し、外場応答のエイジング現象について調べた。その結果、一定磁場の下での磁化の非単調な時間変化など、幾つかの興味深い結果を得ることができた。
数物系科学