研究課題
基盤研究(C)
光格子中の冷却原子気体における新奇超流動現象を理論的に研究した。Bose原子気体については、ヒッグスモードに対するポテンシャル障壁の効果を調べ、ヒッグス束縛状態の存在と南部・ゴールドストーンモードのトンネル現象におけ非対称ピークの出現を見出した。また、スピン-1Bose気体の量子相と素励起スペクトルの関係を明らかにした。Fermi原子気体については、カゴメ格子中において非一様な超流動状態が実現すること、蜂の巣格子中では安定なヒッグスモードが出現することを示した。
原子・分子・量子エレクトロニクス