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2015 年度 研究成果報告書

粘菌輸送管ネットワーク形態による適応のしくみ

研究課題

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研究課題/領域番号 25400430
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 生物物理・化学物理・ソフトマターの物理
研究機関早稲田大学

研究代表者

高松 敦子  早稲田大学, 理工学術院, 教授 (20322670)

研究協力者 渡邉 晋  
碇 周介  
山口 高輝  
辻 喬  
豊田 悟史  
研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード輸送管ネットワーク / 真正粘菌 / 適応 / 最適化
研究成果の概要

粘菌変形体の輸送管網形態による適応戦略について、ネットワーク解析により以下の特徴を持つことが明らかとなった。誘引環境では、網目状の形態をとり、細い管が大部分を占める階層的なループ構造で構成される分散的ネットワークとなる。酸素消費の場は至る所にありエネルギー効率の点では劣るが、環境から効率良く栄養分を吸収する。忌避環境では、樹状の形態をとり、ほとんどが太い管で構成され中央集中型となる。より遠くへ探索の範囲を広げ、安全で良い環境を効率的に探すことができる。それと同時に、酸素消費の場である細い管は非常に少なく、エネルギー効率も高い。変動する環境下でもネットワーク形態による動的な適応過程が確認された。

自由記述の分野

生命現象の物理

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公開日: 2017-05-10  

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