研究課題
基盤研究(C)
本研究では、リン脂質と界面活性剤から成る人工小胞体であるハイブリッドリポソーム(HL)を生体膜のモデルとし、その動的静的構造を、中性子・エックス線小角散乱法、動的光散乱法などによって調査した。その結果、界面活性剤の比率が増えるに従って粒径が小さくなり、界面活性剤濃度を上げていくと、温度を変化させることでラメラ相へ転移することが判明した。これらのことから、HLの構造及びその安定性は界面活性剤の比率と共に温度も重要な要因であることが新たに示唆された。
中性子散乱