研究課題
基盤研究(C)
本研究は、南西諸島で運用されるドップラーレーダーを用いて、台風の中心近くにおける風速分布と中心気圧を、5~10分間隔で精度良く推定する手法を確立することを目的とする。28事例の台風について強度を推定し、気象庁ベストトラックデータと比較したところ、全体として整合する結果を得たが、相違が顕著な事例があることもわかった。2016年には台風15号が石垣島を通過する際に急速に発達する様子を捉えることに成功した。この推定手法を用いることで、将来的には精度の高い強度の情報を台風の接近前に提供することができると考えられる。
気象学