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2015 年度 研究成果報告書

水素結合の対称化周辺圧力における内部構造変化に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 25400507
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 岩石・鉱物・鉱床学
研究機関東北大学

研究代表者

栗林 貴弘  東北大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (20302086)

研究期間 (年度) 2013-04-01 – 2016-03-31
キーワード水素結合の対称化 / 単結晶構造解析 / 高圧 / 高圧含水相 / 放射光X線回折
研究成果の概要

δ-AlOOHに対する高圧下その場放射光単結晶X線回折実験を行い,回折強度データの消滅則の変化から8 GPa付近で圧力誘起相転移を確認した.軸率の変化傾向が相転移圧力の前後で大きく変化している.回折強度データを収集し,相転移前後での結晶構造解析に成功した.結晶構造解析の結果,相転移前後で(i)空間群はP21nmからPnnmに変化すること,(ii)水素結合に関与するO-O距離が圧力変化に伴って著しく減少し,構造中の水素結合が強化されることなど多くの新事実が明らかとした.圧力誘起相転移は水素結合の対称化へ向けた水素原子の等価サイト間における無秩序配列により生じることが明白となった.

自由記述の分野

鉱物結晶学

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公開日: 2017-05-10  

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