研究課題
基盤研究(C)
東-西ゴンドワナ大陸の衝突域である東南極のセール・ロンダーネ山地西部において、原生代末期~古生代初期に活動したストック状および岩脈状花崗岩類の岩石学的、岩石化学的特徴を詳細に解析した。その結果、多くのストック状花崗岩類が、複数のマグマから形成された岩体であることが明らかになった。さらに、大陸衝突域から大陸域にいたる過程では、2つの地質体の累重による地殻の厚化に伴い、主に島弧地殻物質から構成される地殻深部から中部にかけて部分溶融が生じ、様々な花崗岩質マグマが生じたことが明らかとなった。
火成岩岩石学