誘導結合型プロセスプラズマに対向発散磁界を印加すると電子拡散が抑えられプラズマが濃淡2領域に分かれる。この働きを電子運動の計算機シミュレーションにより解析した。 磁力線が電子を捉え磁界分界面を境に電子を閉じ込める仕組みを確認した。また、励起源アンテナから遠くても共鳴磁界域で電子エネルギー利得が顕著なことを新たに見出した。 閉じ込めは強磁界下ほど強く、分界面電子通過には電子エネルギー依存性が見られた。共鳴磁界域外の分界面通過は高エネルギー電子に起こり易かった。共鳴磁界域内弱磁界域は磁気的開口部となり低エネルギー電子も通過した。磁界強度を変化させ分界面の開口径を制御する磁気シャッタ応用技術を提案した。
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