非平衡プラズマによる予混合気の点火燃焼実験を行った結果、圧力の立ち上がりは早くなった。放電開始直後はプラグ内に火炎が保持され、その後火炎が多量に流出するため、火炎の拡がりが早くなった結果と考えられる。また非平衡プラズマの放電時の発光分析を行った結果、通常のスパーク点火の発光スペクトルと同様となった。このことから、非平衡プラズマ放電由来による燃焼促進効果はないと思われる。 また、パルスジェット(PFJ)点火による予混合圧縮着火燃焼(HCCI燃焼)の燃焼制御を試みた結果、HCCI燃焼の課題である着火時期の制御,運転領域の拡大に対してPFJが有効であることを示した。
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