研究課題
基盤研究(C)
金属酵素反応において実験のみでは決定が難しい中間体構造について、理論計算との波動関数レベルの比較により同定するアプローチを確立した。金属酵素は穏和な条件下で化学反応を高選択/高効率に進める究極の反応場であり活性中心である金属錯体について、複数の金属中心の存在により系として電荷やスピン状態を保ちつつ個々の金属原子の状態は自由に変化可能であることが一つの要因であることが明らかになった。
分子電子状態理論