研究課題
基盤研究(C)
光学活性ジホスフィンとアミノ酸を配位子としてもつルテニウム錯体とシアン化リチウムを共存させることで触媒能を発揮する触媒系を用いてケチミンの不斉シアノ化反応を検討した。α-イミノエステル類やイサチンから誘導したイミノラクタム類を基質に用い、様々な構造の配位子、反応溶媒、反応温度などを試した。その結果、0.2mol%の触媒量で原料は消失し、最高不斉収率96%eeで目的生成物を得た。
有機合成化学