研究概要 |
嵩高い置換基であるEMind(1,1,7,7-tetraethyl-3,3,5,5-tetramethyl-s-hydrindacen-4-yl)基を3位に有するチオフェンをBF3・Et2O存在下mCPBAにより酸化することにより、モノ置換単環式で最初の例となる熱的に安定なチオフェン1-オキシドを初めて合成することに成功した。筆者が以前に見出したイミド化条件利用し、種々の1-イミド誘導体に返還することにも成功した。また、類縁体としてS,C-イリドを、3-EMindチオフェンにロジウム触媒存在下、ジアゾ化合物と反応させることにより合成に成功した。
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