研究成果の概要 |
生物にとって鉄は必須の金属イオンである。微生物をはじめとする生物は鉄獲得のために様々なシステムを持っており。シデロフォアを介した機構もその一つである。しかし、動物体内での遊離の鉄濃度は極めて低い。そこで、病原性細菌に中には宿主に豊富に存在する血液中のヘムを鉄源として活用しているものもある。本研究では、ヘムを鉄源として生育する3種類の病原性細菌(Pseudomonas aeruginosa, Yersinia pseudotuberculosis, Eikenella corrodens)について、ヘムが菌体内に取り込まれる仕組み、ヘムから鉄が遊離する仕組みを明らかにした。
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