研究課題
基盤研究(C)
天然由来のアミノ酸を用い、アミノ酸により結合された異種金属を複数含む化合物(錯体)の環境にやさしい合成法を確立し、よりエネルギー効率が良く、環境にやさしい新規な磁気冷凍材となり得る化合物の創製を目指して研究を行った。グリシンがマンガンを架橋する錯体、グリシンが架橋する2つのニッケルと2つのガドリニウムを含む錯体、L-プロリンが架橋する3つの鉄と4つのガドリニウムを含む錯体の合成に成功した。しかし、X線回折装置が故障したため何れの化合物の構造も論文に発表できるほどの精密化が出来なかった。
錯体化学